White House
Pink version

 

Photography

Second Floor

多重人格症・・・それが少女が患っていた病名である。

80歳くらいの老婆、中年の男性、若い女性、そして少女本人・・・

この4人の人格が少女の体を支配していたのだ。

 

Iron Lattice

老婆や若い女性の人格が現れている時は、比較的穏やかであったというが、

中年の男性の人格は、凶暴であり、この人格が現れている時は、

9歳の少女とは思えないほどの怪力で、家族に暴力を振るったり、

低く太い声で怒鳴り散らしていたのだという。

 

Room where the girl was confined

外交官である父親の元には、たくさんの客人が訪れていたが、

人格の変わった少女が客人にも襲い掛かるようになり、

症状は日に日に悪化し、近所の人たちからは奇異の目で見られるようになった。

やむなく、東京の家を引き払い、この新潟の地に引っ越してきたのだ。

(写真は、少女が幽閉されていたという部屋の窓である。)

 

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