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隊長『しかし、あのじいさん、気をつけた方が良さそうだな。』

隊員K『なんか、あのじいさん。もののけの臭いがしましたよ。』

隊長『カッパ道場なだけに、カッパなんじゃないか？（笑）。』

全男性隊員『ぶわははははは！』

隊員K『隊長！変な石碑があります！なんか書いてあります。』

隊長『隊員Ｔ！スキャニング開始！ 石碑に書いてある内容を読み込め！』

（隊員Ｔ、スキャニングモード開始！）

（説明しよう！MSRPの隊員Ｔは、廃墟に残されたメッセージをミレニアムアイで脳内に取り込み、

女性のような声で演じながら、書いてある内容を口に出すことができる【スキャニングモード】を有する。

なお、文章が変なところがあるが、これは書いてある通りにスキャニングしているからである。）

隊員T『師の光　仰きまつらん　花の山』

隊員K『真面目な記念碑ですね。これでは、なんのプロファイルにもなりませんな。』

隊員K『隊長！変な石碑があります！なんか書いてあります。』

隊長『隊員Ｔ！スキャニング開始！ 石碑に書いてある内容を読み込め！』

（隊員Ｔ、スキャニングモード開始！）

隊員T『二刀流剣道師範師　○村○三郎先生の碑』

（○の部分は、実際は書いてありましたが自粛しました。）

隊長『ほほう・・・やはり剣道二刀流の道場であるという話は、本当のようだな。』

隊員K『カッパと剣道って、何のつながりもないような気がしますね。』

隊員K『隊長！今度のは、歌みたいなのが書いてある石碑があります！』

隊長『隊員Ｔ！スキャニング開始！ 石碑に書いてある内容を読み込め！』

（隊員Ｔ、スキャニングモード開始！）

隊員T『修養団二大誓願

人よ醒めよ　醒めて愛に帰れ　愛なき人生は暗黒なり

共に祈りつつ　すべての人と親しめ　わが住む郷に

一人の争う者も　なきまでに

人よ起てよ　起らて汗に帰れ　汗なき社会は堕落なり

共に祷りつつ　すべての人と働け　

わが住む星に　一人の怠る者の　なきまでに』

隊長『修養団・・・それが、ここの正式名称か！

カッパ道場というのはウソだったんだな！』

隊員K『ということは隊長！もしかして、あのじいさんは・・・。』

隊長『間違いない・・・カッパの化身だ！』

隊員K『マズイですね！隊員Aと隊員Rの安否が気がかりです！』

隊長『ああ、先回りして、待ち伏せするか！よし、外側から下に降りるぞ！』

男性隊員達は、一気に斜面を駆け下り、建物の地下２階までたどり着いた。

隊員K『隊長！奥にある小さな建物が怪しくないですか？』

隊長『ああ、そうだな。拉致監禁するには、もってこいの小屋だな。逝ってみよう！』

ﾀｯﾀﾀﾗﾘﾗ　ﾋﾟｰﾋｬﾗ　ﾋﾟｰﾋｬﾗ♪

隊長『うわぉ！なんだ？なんだ？』

隊員K『すみません！私の携帯のメール着信音です！

隊員Rからメールで連絡が来ました！』

隊長『ヲイ！いまどき、BBクイーンズはないだろう！（笑）。』

隊員K『失礼しました！違う着信音に変えておきます。』

隊長『それで、どんな内容なんだ？見せてみろ！』

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