事故を誘う謎の少年


 

この事故多発地帯に必ず現れる少年の霊。

それは、どんな少年なのか・・・

 

名前は、『じゅん』君というらしい。

 

この『じゅん』というのが、本名なのかニックネームなのかは不明であるが、

一説には、本名は『じゅんいち』だけど、

周りからは『じゅん』君と呼ばれていたらしい。

 

噂に聞く少年(じゅん君)は、

最初に事故を起こした準一君とは、別人のように思われる。

 

何故なら、最初にバイク事故でなくなった準一君は、17歳の高校生である。

 

しかし、事故現場で度々目撃されている『じゅん』少年は、

明らかに子供なのである。

 

では、何故、この少年(じゅん君)の霊が出現するのか・・・

 

この『じゅん』君には、父親がいた。

 

父親は、新善波トンネルの工事関係者で、

実際に工事現場で作業をしていたという。

 

ある日、まだ小さな『じゅん』少年が、

父親が忘れていった弁当を届けようとして、

父親が働くトンネルの中に入っていったところ、

落盤事故に遭い、亡くなってしまったのだという。

 

その後、新善波トンネルは開通したが、今もなお、

トンネル内に少年(じゅん君)の霊が現れて、事故を誘うのだという。

 

この噂から、この少年(じゅん君)と最初に事故死した準一君とは、

明らかに別人であることがわかる。

 

年齢が全く違うのもそうなのだが、そもそも出現する場所が異なるのだ。

 

最初に噂されていた準一君が現れるのは、

旧善波トンネルのある旧道の方であり、

少年(じゅん君)が現れるのは、

新善波トンネルの中(あるいは出口付近)だからだ。

 

新善波トンネルが開通に伴い、

旧道の通行量が激減した為、旧道での噂も激減した。

 

その代わり、新善波トンネルで、

新たに噂がされるようになったといったところだろうか。

 

では、本当に起こった事故とは、何だったのか。

 

その事故と噂との因果関係はどういったものなのか。

検証してみることにしよう。

 

 

一体、どんな事故が起こったのか・・・

事故の真相とは


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