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大浴場脇の古いボイラー室の更に先に、別のボイラー室があった。 |
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こちらは、どうみても真新しいし、オイルの匂いも凄く、古さを感じない。 |
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配電盤も新しく、もしかしたら、別のホテルのものなのかもしれない。 |
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大浴場の上は、大展望台になっていた。確かに、絶景、絶景！ |
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その先端にほど近い場所に展望鏡があった。しか〜し、20年ものだ。当然のように見えやしない。 |
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これで、向こう岸のホテルの・・・。たぶん、そういう目的で使った先輩方多数（笑）。 |
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なんと！神社の鳥居が現れた。ここは、まだホテルの敷地内だ。 |
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廃墟の敷地内にあるお稲荷様。訪れる者もなく寂れている。 |
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こういう石灯篭を見ると、奥多摩の廃山荘『鍾乳苑』を思い出す。 |
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意味不明な石灯篭が乱立している物件は、倒産するケースが多い。 |
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かつては、宿泊客で賑わっていたであろう天空の楽園も、今は雑草だらけの野山になった。 |
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この迷宮も自然に帰る日が刻々と近づいている。 |