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隊長『ついに「音楽の家」 まで来たな・・・』

隊員K『音楽の家とは・・・また変わった名前ですね。

どうしてそんな名前になったんスかね？』

隊長『まぁ、いいからついて来いや。中に入ればわかるから。』

隊員Ａ『ウフフフフ・・・（意味深）』

隊長『ここからだと、簡単に入れそうだな。』

隊員Ａ『イヒヒヒヒ・・・（意味深）』

隊員K『Ａちゃん、怖いッスよ、その笑い方・・・。』

((((;゜д゜)))ガクガクブルブル

隊長『この家は完成しなかったみたいだな。完全に建築中状態だ。』

隊員K『じゃあ、やっぱ住宅展示場説は・・・。』

隊長『まぁ、完成していた建物は、オープンハウスとして公開していたかもしれないからな。

完全には否定できない。

ただ、７つの家全てが完成していたわけではないということは間違いないな。』

ﾃｨﾛﾘﾛﾘﾛﾘﾛﾘｰﾝ♪

ﾛﾘﾛﾘｰﾝ♪　ﾛﾘﾛﾘｰﾝ♪

隊員K『うわぁっ！何の音？

何？なんなの？隊長！ピアノの音聞こえません？』

隊長『いや・・・オレには聞こえないが・・・』

ﾃｨﾛﾘﾛﾘﾛﾘﾛﾘｰﾝ♪

ﾛﾘﾛﾘｰﾝ♪　ﾛﾘﾛﾘｰﾝ♪

隊員K『ほらぁっ！聞こえますって！

「エリーゼのために」ですよ！誰かがピアノを弾いてます！』

隊長『そうか・・・聞こえてしまったか・・・。

この家はなぁ・・・音楽が聞こえてくるんだよ・・・

風に乗って、ピアノの音が・・・。

それを聞いてしまったものは、

七代先まで呪われる

といわれている・・・。

だから、音楽の家と言われているんだ・・・』

隊員K『え？だって、隊長、さっき、

この家は建築途中だって言ってたじゃないですか！

建築途中なのに、ピアノがあるはずないですよね？』

隊長『だから、言ったろう？風に乗って聞こえてくるって・・・。

ピアノがあるのは、この家じゃないよ。

でも、音楽が聞こえるのは、なぜかこの家だけなんだ。』

隊員K『なんで、オレだけ聞こえるんスか！マジ勘弁してくださいよぉ〜。（涙）』

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