Photography

隊長『ここが知る人ぞ知る「Hip Hop House」だ！』

隊員K『もしかして、またそういう落書きが？』

隊長『まぁ、そんなところだろうよ。』

隊員Ａ『隊長！いつものよろしくお願いします！』

隊長『突入ーーーー!!!!!!』

隊員K『うわぉっ！凄いことになってますね〜。』

隊長『もう10年以上経っているからなぁ。』

隊員Ａ『いつ頃、廃墟になったんですか？ココ。』

隊長『この集落全体は、平成2年に完成予定だったらしいから、

その少し前くらいだろうなぁ。』

隊員K『え？完成ってなんスか？

この村って、惨殺事件があったんでしょ？』

隊長『警察に知り合いがいるんで、調べてもらったんだが、

この界隈で惨殺事件があったという記録は残っていないらしい。』

隊員K『じゃあ、なんで廃墟になってるんスか？』

隊長『それをリサーチする為に、長州に来たんだろう？』

隊員Ａ『ここって住宅展示場だったって噂もありますよね。』

隊長『その可能性は、なくはないが、このドアの向こうをよく見てみろよ。』

隊長『ここは、見ての通り、台所だ。』

隊員Ａ『台所のシンクがないですね。ということは、ココは未完成の住宅だったの？』

隊長『いや、それはない。さっきの和室に畳が敷いてあっただろ？

畳のような傷みやすいものが入っているといういことは、完成はしていたはずだ。』

隊員Ａ『でも、完成間近だったとしたら、畳を搬入しておいた可能性はありますよね。』

隊長『そうだな。搬入されていた畳を、廃墟になった後に、誰かが悪戯で敷いた可能性もある。』

隊員K『じゃあ、やっぱ、住宅展示場だったんスか？』

隊長『ちょっと、暗くてわかりずらいから、明るくして見ようか？』

明るくしてみる