War Ruins in Wakayama

〜和歌山県の戦争遺跡〜


陸軍由良要塞 友ヶ島第一砲台
紀伊水道の防衛の為に構築された由良要塞のひとつで、1892年5月に完成したレンガ造りの明治時代の要塞です。 各砲台には、フランス製の27cmカノン砲(30口径、射程距離10000m)1門 ずつ計4本が備えられ ています。砲台の背後の谷には、油倉庫が備え付けられ、各所から煙突が伸びています。また、左右両サイドには、有蓋観測所が備え付けられてます。
※管理されています。

陸軍由良要塞 友ヶ島第二砲台
紀伊水道の防衛の為に構築された由良要塞のひとつで、1898年に完成したレンガ造りの明治時代の要塞です。初めは27cmカノン砲(28口径)4門が備えられましたが、後に、2cm速射カノン砲が設置されました。戦後、進駐軍により爆破された為に、瓦礫の山と化している箇所があります。 残念ながら、地下通路の一部はゴミ溜めと化していました。
※管理されています。

陸軍由良要塞 友ヶ島第三砲台
紀伊水道の防衛の為に構築された由良要塞のひとつで、1892年5月に完成したレンガ造りの明治時代の要塞です。14000平米の敷地内に28cm榴弾砲8門が備えられ、4つの砲座は地下トンネルでつなげられ、その中には、弾薬庫があり、更にその下の層にも弾薬庫があるという三層構造になっていました。近くには発電所や将校宿舎 、観測所などもあり、見どころがたくさんある砲台です。
※管理されています。

陸軍由良要塞 友ヶ島第五砲台
紀伊水道の防衛の為に構築された由良要塞のひとつで、1904年8月に完成したレンガ造りの明治時代の要塞です。12cm速射カノン砲6門が備えられ、3つの砲座の下には弾薬庫があります。 また、少し離れた場所には廃墟と化した弾薬庫があります。現在、弾薬庫部分の一部は消防設備として転用されています。
※管理・転用されています。

紀伊防備隊 友ヶ島海軍聴音所
紀伊水道の防衛の為に構築された由良要塞のひとつで、海面下にたくさん設置した機雷にマイクをつけ、船のエンジン音などを聞き、遠隔操作で機雷を爆発させるという施設でした。近年、この聴音所の下に3本のトンネルが見つかり、海面砲台があったたのではないかと言われています。
※管理されています。

陸軍由良要塞 友ヶ島砲兵観測所
紀伊水道の防衛の為に構築された由良要塞のひとつで、半地下式の金属製のドーム型の観測所です。第一砲台近くの丘の山頂に設置されており、内部から海に向けて銃眼が開いており、この銃眼は開閉式になっていました。第一砲台から行き来できるように、石造りの狭い塹壕が掘られています。
※管理されています。

陸軍由良要塞 友ヶ島電灯所
紀伊水道の防衛の為に構築された由良要塞のひとつ、友ヶ島要塞の電源を担っていたレンガ造りの発電所です。このエリアには看守衛所もあり、第三砲台とはトンネルによって接続されています。
※管理されています。

陸軍由良要塞 友ヶ島看守衛舎
紀伊水道の防衛の為に構築された由良要塞のひとつ、友ヶ島第三砲台の将校宿舎です。このエリアと第三砲台はトンネルによって接続されています。この宿舎の一部、門柱側には、3つの銃眼が備え付けられており、第三砲台背後からの侵入に備えていたようです。
※管理されています。

陸軍由良要塞 深山砲台
陸軍第四師団深山重砲兵連隊(第5重砲兵連隊)によって、1899年7月に、由良要塞の一つとして、この加太t区に、第一砲台・第二砲台・第三砲台が作られ、28cm榴弾砲12門、12cmカノン砲4門が設置されました。これらの砲台は太平洋戦争でも実戦配備されましたが、実際にはほどんど使われませんでした。現在は、砲台跡園地として整備されています。
※管理されています。

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