鈴ヶ森処刑場跡

Suzugamori Scaffold


車通りの激しい国道15号線から少しだけ脇に入った所に、地蔵や石碑が異常な数ほど建っている空間がある。
ここが、鈴ヶ森処刑場跡である。日本全国で初めて、火あぶりの刑とはりつけの刑を採用した処刑場である。
敷地内には、はりつけをした台が残っている。また、首洗いの井戸も残っている。敷地は狭いが、この狭い空間の中に、石碑や地蔵が密集しているのである。
惨い殺され方をした受刑者たちの怨念がひしめく空間である。地蔵や慰霊碑など、いくつ建てても足りないくらいの怨念が渦を巻いている。
ここが受刑者の首を洗う『首洗いの井戸』である。中はまだ、枯れてはいなかった。ここで、心霊写真を撮ったという人がいる。井戸の上に真っ白な幽霊が立っていたそうだ。黒い私とは対照的である。
この処刑場で、処刑された受刑者の遺体は、埋葬されずに品川の海蔵寺に放り込まれたという。そして、その浮遊霊達が今も品川近辺に怪現象を巻き起こしているのだ。

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