毛○食品工業

Mouri Food Industry


第一事務所

久々に古き良き味を持った廃墟に出会った。 ここは、どうやら昔の事務所だったらしい。 食品のコンクールで受賞したであろうトロフィーがあった。
窓から差し込む光が優しい。 なんと、昭和38年〜39年の伝票が散乱している。 昭和の時代を象徴しているような建物であった。

店舗区域

敷地のほぼ中央、通りに面した部分にある区域。 ちょうど正面入口を入ってすぐのところにある。 電灯も割られることなく残っていた。
ここは店舗だったのだろうか。ちょうど店頭としてはいい広さだ。 こちらは別棟で、恐らく、在庫をしまっておく倉庫として使われていたのだろう。 建物は木製の雨戸で閉められていたが、隙間が開いていた。
中を見ると、床は穴だらけ。思った通り在庫が残っていた。 まるで風車のプロペラのような、朽ちた屋根。 通りに面した木造の建物。イイ感じに時を過ごしていた。
まるで古い廃校の校舎ような雰囲気だ。 特に、この窓が素敵である。廃墟の窓はどうしてか美しい。 こちらは、明かに蔵である。中に何が入っているのか?

工場区域

毛○商店という名ながら、広い敷地であり、大きな工場まで存在している。 工場棟の中は、広く、何故かゴミ置き場になってしまっていた。 工場棟の中の事務室のような部屋。
こちらの工場棟は案外綺麗で、いつでも稼動できそうだった。 しかし、天井から蛍光灯がぶら下がっており、今にも落ちそうだった。 大量の麻袋は、豆が入っていたのであろう。
ここは、豆のつまみのようなものを作っていたようだ。 工場棟の脇にある広い広場には、コンテナを積む棚が放置されていた。 現役時代は、ここをフォークリフトが縦横無尽に走っていたのであろう。
工場棟の脇には、ひっそりと自転車置き場が佇んでいた。        

第二事務所

比較的真新しい事務所棟。ここが放置される直前に作られたのであろうか。事務所棟の脇には、ここが工場&倉庫の建設予定地である旨が書かれていた。 しかし、窓ガラスは割られ、鉄製の階段は朽ち果てていた。ここが取り壊されるのも時間の問題だろうか。

居住区域

工場棟の向かい側、敷地の端には、居住用の建物が2軒ほど建っている。 建物の大きさからいって、従業員寮であろうか。 この建物は、あちこちが板張りされていて、中の様子はわからない。
無理すれば中に入れそうだが、ここは何故か入ってはいけない気がした。 きっとこの中には・・・。    

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