石田本店

Ishida Tobacco & Salt Public Corporation


鳩ヶ谷に素晴らしい洋館の廃墟があった。 通称『鳩ヶ谷の洋館』と呼ばれ、心霊スポットにされてしまっている。 しかし、この大正から昭和初期テイストの外見は必見の価値がある。
とくに、中央の出窓のような構造は、内部も美しいのだ。 しかし、通りに面している為、内部調査は難しい。 ここは、かつての入口だったのだろうか。しかし、店先の入口が別に存在していた。
中を見ると、昭和初期の銀行のような構造をしていた。 確かに、小銭を数えるような旧式の機械がおちている。 大正5年1月の仕給簿が落ちていた。貴重なものだ!
昭和5年の塩の伝票。単なる銀行というわけではなさそうだ。 『紙原筆鉄』と書いてある。カーボン紙のことだろうか? ここがカウンターである。店舗の入口に相当する。
そのカウンターの上には、今も大きな絵画が飾ってある。 天井からぶらさがる電灯も変わったデザインである。 よく見ると、壁に大きな金庫が埋め込んである。
塩、煙草などの伝票がたくさん落ちているので、専売公社の廃墟であることがわかtった、 しかし、洋風の外見とはうらはらに和風の建具が数多く残されていた。 2階に上がる階段があったので、登ってみた。何があるのかな?
おお!素晴らしい!洋室があった。しかもかなり高級感漂っている。 この右側の扉の部分が外から見える出窓の部分だ。 天井に穴が空いているものの、天井の板も高級なカンジだ。
電灯がぶら下がる部分にも細かいデザインが施されている。 奥には、小さな扉があり、洋館と和館をつないでいる。 扉の向こう側には和室が広がっていた。和風旅館風の作りだ。
大きな畳敷きの宴会場のようなカンジにも見えた。 今度は、別の階段を下りてみた。こちらの階段は狭い。 1階もやはり和室になっている。
オーブのようなものがたくさん写っているが、正体はわかっている。 ここから庭に出ることができるようだ。 庭には、カマドのような構造物があった。
古井戸まである。ご丁寧に瓦屋根までついている。 この中から貞子が出てきたら、と思うとワクワクだ。早速、中を覗いて見た。 まだまだ水が張っている。仄暗い水の底にあるものは???
和館の後ろには、木造の倉庫のような建物がある。 物置小屋といったところだろうか。 よくわからないが、面白そうなので撮って見た。
この蔵の中には何が残っているのだろうか? 和館を庭側から撮影してみた。 窓ガラスなどが割られているわけでもなく、自然崩壊している。
廃墟の隣に廃車あり。蔦が絡んだ廃車というのもスゴイ。        

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※後日、再調査をしているので、続編をお楽しみに。


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