Yamatogawa
Hospital 2

 

Photography

Main Entrance

1993年2月5日には、食事の順番のことでもめていたとして、

一人の男性患者が、牢名主の6人の患者に集団リンチを受け、

そのことがきっかけで、他の病院に転院後すぐに死亡した。

他にも、薬を飲むことを拒否しただけでリンチを受け、

翌朝、病床で冷たくなっていた等の事件が、月1回のペースで起こったという。

それは、まさに強制収容所さながらの光景であったという。

 

Exterior

この病院の酷いところは、集団リンチだけではない。

面会時間は、平日の午後1時半〜3時半の2時間の間しか許されず、

しかも、1人10〜15分しか面会が許されないという刑務所並みの待遇。

外部との連絡も制限され、電話の使用もほとんど許されなかったという。

 

Pool

もっと凄いのは、精神病にかかった医師が常勤でいたことだ。

医師法第4条によると、「精神病又は麻薬・大麻・阿片の中毒者には、

医師免許を与えない」とされているのに、この病院には、精神病院に通い、

入院歴が何度もあり、警察にも保護されていたような医師が常勤で働いていた。

夏場になると、上の写真のプールで全裸で泳いでいる姿が、

患者、職員らに目撃されている。

 

View from Riverside

1997年には、不正請求疑惑が急浮上。

1996年7月に精神病棟「6対1」の看護基準を届け出て、

実際には看護人が135人しかいないのに、

423人の看護人がいると大幅に水増しして申請。

職員数を最小限にしてコストダウンを図り、行政には虚偽の人数で申請し、

『特別入院基本料』の診療報酬を不正受給していたのである。

このカラクリがバレないように、監査の日には、

同じ系列の病院から応援で看護人を呼び、

監査の時だけ、大人数が働いているかのように見せかけていた。

 

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