War Ruins in Okinawa

〜沖縄県の戦争遺跡〜


旧海軍司令部壕
1944年に海軍設営隊によって掘削された全長450mの海軍司令部壕です。約4000名の兵士が収容されていました。1945年6月20日に、この壕内に残っていた兵士たちは、手榴弾などにより自決しました。1970年に、壕内全体の2/3ほどが見学できるように整備され、現在は、入場料420円で一般有料公開されています。
※一般有料公開されています。史跡。

白梅学徒看護隊の壕
1945年3月、県立第二高等女学校の四年生55名が、軍命により第24師団第一野戦病院に配属され、衛生看護教育隊で指導を受け、うち9名は諸事情により帰宅命令が下されたものの、残る46名は、6月3日までの間、この500名の収容能力のある『富盛の壕』で、24時間体制で負傷兵の食事・用便の世話、包帯の交換、水汲み、汚物の洗濯、切断した手足の処理などを行っていました。この第一野戦病院本部は、戦況の悪化により、6月3日に糸満の国吉の壕への後退が決定され、直ちに移動を開始し、翌日、白梅学徒看護隊は解散となり、生徒たちは、戦渦の中、散り散りに逃げまとい、そのほとんどが行方不明となってしまいました。
※一般無料公開されています。

南風原陸軍病院 第一外科壕
南風原陸軍病院の前線ともいえるエリアで、通称『第一外科壕』と呼ばれていました。南風原陸軍病院壕の中では最大で、全部で19箇所の地下壕がありました。戦時中、負傷兵が増えると、『第32軍直属陸軍病院』の外科となりました。その後、戦況の悪化に伴い、撤退しました。現在は、一部の壕が一般公開されています。
※一般公開されています。指定史跡。

南風原陸軍病院 第二外科壕
南風原陸軍病院の本部があるエリアで、通称『第二外科壕』と呼ばれていました。南風原陸軍病院壕の中心的な存在で、全部で9箇所の地下壕がありました。戦時中、負傷兵が増えると、『第32軍直属陸軍病院』の内科となりました。その後、戦況の悪化に伴い、撤退しました。現在は、20号壕が2007年より内部公開され、24号壕は、坑口のみ一般公開されています。
※一般公開されています。指定史跡。

南風原陸軍病院 第三外科壕
南風原陸軍病院の隔離病壕あるエリアで、通称『第三外科壕』と呼ばれていました。南風原陸軍病院の本部壕からは、かなり離れた場所にあり、全部で4箇所の地下壕がありました。戦時中、負傷兵が増えると、『第32軍直属陸軍病院』の伝染病科となりました。その後、戦況の悪化に伴い、撤退しました。現在は、ほとんどが開発で消えましたが、一つの壕が一般公開されています。
※一般公開されています。

南風原陸軍病院 分院壕(糸数壕)
元々は、『アブチラガマ』という全長270mほどの自然洞窟でしたが、1944年7月頃から軍の陣地、糧秣倉庫、地域住民の避難壕としての整備が始まりました。1945年4月頃から、南風原陸軍病院の分院壕として設定され、5月1日から、約600名の患者が搬送されてきましたが、戦況の悪化に伴い、5月下旬に撤退しました。現在は入場料200円で一般有料公開されています。
※一般有料公開されています。

陸軍第32軍 司令部壕
首里城の地下にある全長1000m以上にも及ぶ地下壕で、コンクリートで固められた強固な地下壕で、1トン爆弾にも耐えられるといわれています。1945年1月に司令部がこの壕に移り、沖縄戦の指揮をとっていました。戦況の悪化に伴い、同年5月下旬にこの地を撤退しました。現在は、6箇所ある坑口は、フェンスなどで封鎖されていますが、内部公開に向けて整備が計画されています。
※外観のみ一般公開されています。

第二野戦病院 糸洲分院壕
元々は『ウンジャーガマ(糸洲の壕)』という自然洞窟でした。1945年5月27日に豊見城の積徳高等女学校学徒隊がこの壕に移転し、『第24師団第二野戦病院糸洲分院壕』として使用されました。6月17日より、米軍の壕内への攻撃が始まり、戦況の悪化にとり、6月27日に解散命令が出て、野戦病院長は自決し、学徒隊は壕を出ました。現在は、一般公開されています。
※一般公開されています。

米軍 旧嘉○納弾薬庫
かつて米空軍の弾薬庫だった施設の一部ですが、このエリアは廃墟化しています。何かを入れていたかのような緑色のポリタンクが大量に建物内に保管されていました。比較的新しい荷物がある場所もあったので、まだ倉庫として使われている所もあるようです。現在 も米軍管理下にあり、、フェンスで覆われており、立入禁止になっていて、時々、管理人が巡回警備をしています。
※管理人がいます。巡回警備あり。

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