Mine in Okayama

〜岡山県の鉱山遺跡〜


昭和鉱業 竜山鉱山
1869年に開鉱した銅山の選鉱場の廃墟です。創業当初は金・銀・銅の採掘が行われていたようです。1935年から昭和鉱業の経営となり、1945年頃が最盛期だったようですが、1961年に閉山になりました。現在は、木造の選鉱場が辛うじて建っているという状態で、内部の機械等はほとんど撤去されています。
※管理されています。

犬島精錬所
1909年3月に開業した製錬所です。柵原鉱山の銅の精錬を行っていたようですが、銅価格の暴落などの理由で、1919年に閉鎖されました。1984年に放映された『さよなら西武警察』のロケで煙突が1本破壊されてしまいました。現在もカラミン煉瓦で造られた黒っぽい遺構が残っています。
※管理されています。

同和鉱業 柵原鉱山藤原竪坑
江戸時代に発見され、1916年頃から本格的に採掘が始まった含銅硫化鉄(主に黄鉄鉱)の鉱山です。硫化鉄中の鉄は製鉄され、硫黄分は硫酸製造に用いられ、化学肥料などの原料になっていました。しかし、石油精製の際の廃ガス(二酸化硫黄など)から硫酸製造がなされるようになり、鉄鉱石も海外から安く輸入されるようになり、硫化鉄鉱山の需要はほとんどなくなり、1991年に閉山になりました。この藤原竪坑櫓は、中央竪坑からは離れた場所にありますが、観光用資源として保存し、公開に向けて整備が検討されているようです。
※管理されています。

同和鉱業 柵原鉱山選鉱場
1916年に開鉱した柵原鉱山の中央竪坑と選鉱場があるエリアです。藤原竪坑とは離れた場所にあります。近くには坑口もありました。1991年に柵原鉱山閉山後は、弁柄(酸化鉄の赤い顔料)やフェライト(酸化鉄の強磁性体)の生産を行っていました。残念ながら、選鉱場の建物は解体されてしまいました。坑道跡地は、農産物の栽培場 やワイン貯蔵庫として転用されています。
※解体されました。

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