たちばなホテル

Tachibana Hotel


バスターミナルから青島へ向かう途中で巨大な廃墟を見つけた。 それは青島に向かう商店街の脇に建っていた。 その大きさは半端ではない。青島側から見ると、廃墟にも見えない。
7階建てのホテルは奥行きが異常に長い。 海岸に沿って建つ、海辺のリゾートホテルの廃墟である。 ホテルの規模のわりにはフロントは小さい。
フロントの奥には更にもう1棟建っている。 フロント付近の壁は崩れ落ちていた。 ホテルの1階にあった喫茶店の跡。
建物は4つの棟がつながって本館をなしている。 1階部分はどこも封鎖されていて侵入はできない。 そのため、荒らされた気配は全く無い。
保存状態は非常に良い廃墟ホテルである。 まるでホテルニュージャパンを彷彿させる大きさ。 地下に続く通路も侵入は不可能であった。
レストランのメニューの看板を発見! 「しろくま」とは南九州の名物らしい。 このホテルは単なる廃墟ではない。
近くのお店の人に取材して見たら・・・。 ここは、白骨死体の発見現場なのだそうである。 発見場所は、この巨大ホテルではなく・・・。
すぐ隣の青木館という崩れかけた旅館だ。 隣に建っているボロボロの宴会場である。 かつて、芸をしながら旅をしている役者がいた。
その役者が宿に泊まる金が無く、廃墟になったこの建物に入り込んで・・・。 寝泊まりしながら大酒を食らってそのまま死んでしまった。 もちろん、廃墟なので彼の死体を発見する者はいない。
たまたま廃墟に潜り込んだ人が白骨死体を発見! 警察に通報して事件が発覚したのである。 侵入できないこのホテルも何かあるのでは?

※画像をクリックすると大きくなります。

※後日、再調査を敢行したので、いずれ続編を公開します。


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