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ここは、結婚式場の廃墟。

赤い絨毯を敷かれた階段を、

花嫁と花婿が手をつないで降りてくる光景が目に浮かびます。

元々は、『ホテル都温泉センター』というスパでした。

当時は、受付だった場所でしょう。

結婚式場になってからも受付になっていたようです。

温泉センターによくある入口の大きな階段が、

結婚式場の大きな階段とそう違和感ないので、

ここが改装された建物であるということは内装からは気づきません。

では、なぜ、かつては温泉センターだとわかったかというと、

建物の上部に、かつての看板の跡があったからです。