Tunnel in Kanagawa

〜神奈川県の廃トンネル〜


釈迦堂口切り通し
鎌倉時代、幕府の第三代執権であった『北条泰時』が、その父『北条義時』の供養の為、この切り通し(実際にはトンネル)の近くに釈迦堂を建立したことから、『釈迦堂口切り通し』と名づけられました。洞門内に、いくつかのやぐらがあり、石積みや地蔵が施されています。切り通しという名前ですが、トンネルが存在しており、現在は、崩落の危険性があるために、洞門内は通行止めになっています。「かまくら景観百選」(No.27)にも選ばれています。
※管理されています。史跡。

国道16号線旧道 旧船越隧道
1893年に開通した素掘りのトンネルで、当時は「田浦隧道」と呼ばれていました。元禄時代に埋め立てられた船越新田は陸の孤島であり、このトンネルが開通するまでは船か山越えで田畑を耕しに来るしかなかったのですが、トンネルの開通によりかなり便利になったそうです。1923年に現在の船越隧道が開通し、こちらは廃止になりました。
※封鎖されています。

鎌倉市道434-046号線 
北鎌倉隧道
JR北鎌倉駅の臨時改札口の脇にある素掘りの隧道で、「緑の洞門」や「駅裏トンネル」などとも呼ばれています。素掘りゆえに、植物根による浸食で亀裂が入り、地山が剥離して落盤するといった事故もありました。崩落の危険性が高く、2015年4月28日より通行止めになりました。補修等により、安全性が確保されるまで通行できません。
※一般道です。通行止め。

二の足林道 山ノ神隧道
現在は、林道の途中でゲートで封鎖されている為、車両での通行は不可能です。延長は200Mとも言われており、内灯もないので、夜間の通行はかなり危険になります。某自称霊能者(故人)の本によって、作業服姿の男の霊が出ると話がすり替えられて有名心霊スポットになっていますが、元々は「七沢の化けトン」と言われ、女性の死体が遺棄された現場で、隧道の入口付近に女性の霊が出ると噂だった場所です。
※車両通行不可。熊出没注意。

田浦臨港線 昭和七釜隧道
JR横須賀線の田浦駅東側に並んでいる3つの七釜隧道のうち、最も海側にあるトンネルです。1943年4月に竣工した延長96.9M、幅員8.8M、高さ6.1Mの鉄道用トンネルで、JR田浦駅構内専用路線で、複線です。太平洋戦争中に軍事用路線「田浦臨港線」として作られ、比与宇弾薬庫などに繋がっていました。戦後、米軍用の貨物線として転用されましたが、現在は廃線になっています。
※管理されています。

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現役隧道

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