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かつて、ここにはレストランの厨房があったのだろう。

無数の皿が放置されていた。

ここから、自慢の庭園に料理を運んでいたと思われる。

そのレストランの外観は、もう見るも無残な姿になってしまっていた。

かつての蒼林閣の外観は→こちら

それでも、廃墟になったから30年もの間、

この地に、建ち続けていてくれたのは、大変に嬉しいものである。

かつて、エントランスまで延びていた舗装路が、

草木の間からわずかに姿を覗かせていた。

こうして少しずつ、自然に還ろうとしているのだろう・・・。