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東北最大の鉱山遺跡、釜石鉱山。

その歴史は、1727年（享保12年）にさかのぼる。

江戸幕府の公儀御薬草御用　阿部将翁（阿部友之進）によって、

大橋山一帯や久子沢にて磁鉄鉱や黄銅鉱が発見された。

文献によると、実は、それ以前から、釜石地方では、

砂鉄などを採取して、たたら製鉄が行われていたという。

たたら製鉄とは、木炭を燃料にし、1500℃以下で、

木炭の還元性を利用して、砂鉄の中を鉄を還元する製鉄法である。