白雲楼 〜3階編〜

Hakuunrou Hotel - Hotel 3F -


万里荘3階&白雲閣3階

万里荘3階にある『ホールやまびこ』の入口。4階から降りていく。 4階からN階段を下りたところに、ガラス張りの綺麗な扉がある。 ここは雨漏りによる湿気が酷く、天井の壁紙がことごとく剥がれ落ちていた。
シアターシステムと高級キャバレーを兼ねたホールであった。 毎晩9時20分から華やかなゴールデンステージショーが繰り広げられていた。 営業時間は午後8時から深夜0時までだったようだ。
舞台の反対側にカウンターバーがあった。お酒は中身が残っているものが多かった。 天井に飾ってあったであろうカーテンが垂れ下がり、床には円盤が散らばっていた。 舞台脇にある階段は楽屋に繋がっており、ショーガールが下りてきたのであろう。
何故か、ここにも白雲楼の空撮写真が置いてあった。 『ホールやまびこ』から『サロンやすらぎ』に向かうエントランス。 万里荘3階にある『サロンやすらぎ』
同伴客専用のサロン。絨毯セットの甘いムードは、二人だけのワインタイムを楽しめる。 窓に無数に絡みつく蜘蛛の巣が、訪れる者の少なさを物語っている。 まだまだ使えそうなプロジェクターがそのまま残っていた。
天井も凝った造りで、手を抜いていない。某ホテル菊屋(廃墟)とは大違いだ。 晩年の白雲楼には客室が72室あり、350名を収容することができた。 客室の料金は21000〜50000円。安くはないが、高級感がある。
白雲閣3階の『楠』の間。楠はクスノキと読みます。 白雲閣の各部屋は、壁の色がそれぞれ異なっている。 白雲閣3階の『楓』の間。楓はカエデと読みます。
この辺りの部屋の間取りは、和室8畳+洋室6畳といったところだ。 何故か、この部屋には、白雲楼の空撮写真が置いてあった。 白雲閣3階の『藤』の間。藤はフジと読みます。
白雲閣3階の『蔦』の間。蔦はツタと読みます。 微妙に欄間の形に個性がある。他の部屋に比べ、少しだけ凝っている。 白雲閣3階の『萩』の間。萩はハギと読みます。
晩年の白雲楼には、和室が55室、和洋室が14室、洋室が3室あった。        

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