白雲楼 〜6階編〜

Hakuunrou Hotel - Honored guest hall 1F & Hotel 6F -


万里荘6階&貴賓館1階

万里荘6階正面玄関。ここが白 雲楼のメインエントランスだ。 ここがメインの『フロント』である。重厚な造りのフロントだ。 『フロント』の脇には『精算所』があり、レジもきちんと残っていた。
万里荘6階には『売店』ことお土産屋もあった。 白雲楼名物『銘菓 湯の山』『白雲楼せんべい』『鰻の笹蒸し』などが売っていた。 万里荘6階にある『雷鳥』の間。客室でも宴会場でもない。
『雷鳥』の間には、冷蔵庫が備え付けられていたので、飲食用の施設だったと思われる。 大広間『医王』の脇にある廊下。『医王』とは医王山から来ている名前だ。 『雷鳥』の間の脇にある廊下の丸窓。一瞬、摩耶観を思い出した。
万里荘6階にある大広間『医王』の入口。 相川松端画伯による大広間の金箔襖絵が華やかさに彩りを与える。 舞台付き300畳の日本間は、豪壮な桃山文化をイメージしたらしい。
狩野、四条、土佐3派の特徴を汲んだ春夏秋冬の大襖絵が素晴らしかった。 『医王』独特の電灯。どことなく中華の匂いを留めている。 この『医王』には、天井からぶら下がった真新しい監視カメラがある。
しかし、侵入者を監視しているのではなく、医王に飾ってあった『ある物』を監視していたようだ。 医王内側の廊下。ここは人為的破壊が酷く、目も当てられない状態だった。 万里荘6階の中庭吹き抜け部分。なかなか凝った造りだ。
万里荘5階『橘』の間。橘はタチバナと読みます。 万里荘5階『橘』の間。この辺りの部屋は細部に凝った書院造りである。 赤が主体の部屋だが、その壁の色のせいか、あまり落ちつかない。
しかも、どういうわけか、奥に従業員部屋のようなものがある。 古いパンフレットでは客室扱いになっていた。 後に改装され、新しいパンフレットでは部屋の名前が消えている。
もともとは、『桜』の間とは別に従業員部屋があったのだが、繋げてしまったのだ。 更に奥には、秘密の部屋のような隠し部屋があった。 万里荘6階のE階段脇にある『女中溜』
白雲楼には、このような女中溜がそこかしこにある。 万里荘6階にある『コーヒーラウンジ』。天井が悲惨なことになていた。 夢の音楽と香り高いコーヒーの味わい。午前7時半〜午後9時まで営業していた。
ラウンジのガラスには、蝶と牡丹のレリーフが繊細に彩られている。 万里荘6階の『雲雀』の間の前の廊下。 万里荘6階『時鳥』の間。時鳥はホトトギスと読みます。
万里荘6階『雲雀』の間。雲雀はヒバリと読みます。 万里荘6階『燕』の間。燕はツバメと読みます。 万里荘6階『鳩』の間。鳩はハトと読みます。
万里荘6階『鶯』の間。鶯はウグイスと読みます。 『鶯』の間だけに、鶯色かと思いきや、緑色の壁でした。 化粧室の中も、和風にこだわり、木目調を基調にしている。
廊下に普通に流しがあるのは、ホテルらしくない。まるで林間学校のようだ。 万里荘6階の千歳の前の廊下。万里荘の半分は和風の造りになっている。 万里荘6階『千歳』の間。千歳はチトセと読みます。
万里荘6階『相生』の間。相生はアイオイと読みます。 鮮やかなスミレ色の壁の部屋。この辺りの部屋は、間取りが大きい。 万里荘6階『高砂』の間。高砂はタカサゴと読みます。
万里荘6階の小広間『蓬莱』の間。板張りされているので暗い。 奥の方に改装した跡があり、押入や引出がある所を見ると、元は客室だったのだろう。 C階段付近のフロントロビー。右奥は売店になっている。
貴賓館の玄関に降りる階段。ここを使ったのは特別な時なのだろう。 貴賓館1階の『麒麟』の間。麒麟はキリンと読みます。 30畳ほどある大きな和室である。
貴賓館1階の『麝香』の間。麝香はジャコウと読みます。 フロントロビーから見たC階段。赤絨毯と黒のコントラストがカッコイイ。 大広間『医王』の奥にある配膳室。物が少なくガランとしている。
配膳用リフトに向かうスロープ。リフトとベルトコンベアで縦横無尽に配膳される。 下の厨房に下りる階段。ここは、従業員用なのにちゃんとした造りである。 フロントの内部。色々な書類が散乱している。
白雲楼をみんなで改修してみたら充実感が得られそうだ。 万里荘6階のフロントの向かい側。C階段の裏側に事務室がある。 このデカイファックスのようなものは?一瞬、拡大くんかと見間違えるほどだった。
雑然と物が並べられた事務所だが、造り客が出入りするところと変わっていない。 元々は、小さな事務所だったものを、建物の増設と共に拡張したのだろう。 事務室に奉ってあった神棚。神はこのホテルを見放したようだ。
白雲閣の6階にある窓。客が来ない場所でもデザインに手を抜かない。 白雲閣6階にあった靴用のロッカー。屋上に何かあったのだろうか?    

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