少女の館

Sad Girl's House


『画家の館』から、更に東北の方角に、2階建ての廃屋があるのが見えた。『少女の館』だ。 この2階にある窓が、疑惑の窓である。夜になると、ここから、少女がこちらを見るという。 1階のテラスの前まで、道が延びている。
1階の内部。かなり荒らされている。ジェイソンの仕業か、ドキュンの仕業か。 この和室は、床にガラスの破片が散らばっていて危ない。 トイレである。ドアが蹴破られていた。
古い型のTV。ブラウン管まで、割られてしまった。 これは、階段ではなく、タンスである。泥棒が入ったときのような、開け方である。 タンスを見ていたその時!真後ろの扉が突然、ギーッと開いた。
ここは、厨房である。これだけ大きな厨房があるということは、ここは、寮か何かであったようだ。 厨房の電灯は全てこのタイプ。蛍光灯丸出しで、微妙に斜め。 風呂のタイプは、30〜40年くらい前の型である。
ベンチやテーブルがあるので、LDKなのだろうか。 いよいよ、少女の霊が棲みついているといわれる2階へ侵入開始。 屋根の上に、障子が落ちている。日本家屋であったことがわかる。
ここに住んでいた少女は、首吊り自殺をしたらしい。 この梁にロープを通して首を吊ったのであろう。ここだけは壊されていない。 何故、少女は首を吊らなければならなかったのであろうか?
ここが少女の部屋。右奥の窓の所に少女が立つらしい。 こんなに荒らされた部屋で、少女は何を思うのであろうか? そして、私は2階を後にした。背中に何かを感じながら。
厨房の外側には、小さな小屋が併設されていた。 裏側から建物を撮ってみた。ここにも2階の窓があるが・・・。    

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茨城のジェイソン村

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