ホテル京都

Hotel Kyoto


日立の鉱山アパートを探している時に、『ホテルスイス』の看板を見つけた。 私が、「これ、多分、廃墟になってるぜ」といい、そこに行って見る事に。 すると、ビンゴ!案の定、そこには廃墟があった。
ホテルという感じではないが、辛うじて、モーテルであることがわかる。 その名は『ホテル京都』。『ホテルスイス』の隣に建っていた。 ボイラー設備は、このように錆び朽ち果てている。
こちらは、『長崎』という部屋。 こちらは、『神戸』という部屋。 部屋の中は、モーテルで使っていた布団などの備品。
床の間までちゃんとある、しっかりとした和室のようだ。 さすが『ホテル京都』というだけのことはある。 こちらは、フロントとして使っていた部屋。
台所は、ご覧の通り、汚い。管理人は男独りだな、きっと。 玄関も汚いが、年代モノだけに仕方ないというところか。 この隣にあるホテルはまだ営業中である。
『ホテル京都』であった部分を『ホテルスイス』として営業している。 その為、部屋の名前が『横浜』『東京』などという和名だった。 柱にかかった時計が止まった時えお教えてくれた。
かつて、そこに人が住んでいた残像を残して・・・。 錆びついた電気スタンドが時の長さを語り掛けていた。    

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