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戦後、明延鉱山は、大平鉱業から、三菱金属鉱業に譲渡され、

さらに、明延鉱業に譲渡された。

昭和40年代、日本のあちこちの鉱山が閉山する中、

明延鉱山は、その豊富な鉱脈と鉱物資源量から、

閉山知らずの鉱山として名を馳せ、全国から鉱山労働者が集まり、

活気に満ち溢れていた。

1983年以降、急激な円高により、非鉄金属の価格が暴落した。

と同時に、発展途上国からのスズの流入により、

明延鉱山のスズは大打撃を受け、リストラの甲斐も虚しく、

1987年（昭和62年）3月1日に閉山した。

これに合わせて、長年、愛されてきた一円電車も終焉を迎えた。

数多くの人々に、惜しまれながら・・・