Taisho
Station 1

 

Photography

Distant View

この『大正駅』は、隣の『愛国駅』同様、

1929年11月2日の国鉄広尾線の開通時に新設された駅ですが、

当時は『幸震』という駅名でした。

改名されたのは、1944年4月1日のことであり、

以降、廃線までこの名称で親しまれてきました。

 

 

Station Name Signpost

駅名の由来は、このあたりが『幸震』という集落だったからであり、

元々の意味は、アイヌ語の『サチナイ(乾いた川)』であり、

その後、入植者により、『幸震』という漢字が当てられました。

「ない」という言葉に「震」の字を当てたのは、

地震のことを古語で「ない」と言ったからだそうです。

 

Station

広尾線の廃止後、大正駅の木造駅舎は、

しばらくの間は残されていましたが、1997年に取り壊されました。

現在、建てられているこの駅舎は、当時のものではありません。

両隣の駅が賑わっている中、訪れる人もまばらで、

とても寂しそうにポツンと取り残されています。

 

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