War Ruins in Gifu
〜岐阜県の戦争遺跡〜
三菱航空機 久々利地下工場 | |
柿下山地区 | |
掘削面積27万平方フィート、総延長7015mの巨大地下工場。三菱航空機第4工場(三菱発動機)の地下疎開工場で発動機の製作が予定されていました。 『柿下山地区』と『南山地区』からなり、 この柿下山地区は、164台の機械が搬入され、従業員も200名が配備されました。現在は、一部がウド栽培に利用されています。 | |
※管理・一部転用されています。 |
三菱航空機 平牧地下工場 | |
掘削面積8.8万平方フィート、総延長3439mの地下工場。三菱航空機第4工場(三菱発動機)の地下疎開工場 で、発動機部品の製作が予定されていました。完成する前に終戦を迎えた為、実際の操業はありませんでした。現在は、神社の祭りの際に、壕内が利用されています。 | |
※管理・一部転用されています。 |
三菱電気 釜戸地下工場 | |
総延長2072mの地下工場。三菱電気の地下疎開工場。三菱発動機の計器類を製作する部門の工場が、疎開先として入る予定でした。何故か硫化水素臭のする地下工場。 現在は、唯一開口していた坑道の入口が封鎖されてしまい、内部に入れない状態になってしまいました。 | |
※管理されています。 |
三菱航空機 川辺地下工場 | |
掘削面積16万平方フィートの地下工場。『第一工場』と『第二工場』からなります。三菱航空機第5工場(三菱重工名古屋航空機)の地下疎開工場 で、キ67という航空機部品の製作が予定されていました。完成する前に終戦を迎えた為、実際の操業はありませんでした。敗戦後、第一工場が澱粉工場として転用された時期もありました。 | |
※管理されています。 |
川崎航空機 戸狩地下工場 | |
掘削面積29243.5平米、総延長7627.5mの地下工場。川崎航空機岐阜工場の地下疎開工場。100機の機械が搬入され、キ67の航空機部品の製作が予定されていました。市民公園建設の際に、約半分が消滅し、地下壕の一部は、1993年開設の地球回廊『化石の地下壕』として一般公開されています。また、壕内には機械設備が入っている場所もあります。 | |
※管理・転用されています。 |
川崎航空機 和知地下工場 | |
掘削面積3万平方フィートの地下工場。川崎航空機岐阜工場の地下疎開工場。 キ100型試作機の切削・板金機械作業が予定されていました。月産3機の試作機の製作が計画されていました。現在、壕の一部は、観音菩薩像や不動明王像など1600体ほどの置物が飾られています。 | |
※管理・転用されています。 |
名古屋陸軍兵器補給廠 関ヶ原分廠 | |
周囲6km、面積450haの東洋一の超巨大火薬庫。1914年〜1945年まで、この地には、名古屋陸軍兵器補給廠関ヶ原分廠があり、第九師団第19連隊の管理下にありました。現在は、案内板などもあり、史跡として保存されており、火薬庫の一部は一般公開されています。また、一部は、SMランドの巨大地下施設に転用されています。 | |
※管理されています。史跡。 |
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