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Pilulae Creosote

【クレオソート丸】

ブナやマツなどを乾留させる際に、

水蒸気とともに留出する油層（木タール）を蒸留すると、

燻製のような臭いがする淡黄色透明油状液体が得られる。

主成分はグアヤコール、メチルグアヤコール、クレゾール、フェノールである。

帝国陸軍が万能薬として『クレオソート丸』を兵に所持させている。

【薬効】

クレオソートは、正露丸の主成分であり、

止瀉作用があるため、胃腸薬として用いられる。

正露丸は1902年に大幸薬品が『征露丸』として発売したものであり、

当時、ロシアを征服するという意味でつけられた名前である。

【副作用】

多量服用すると、組織の壊死を起こす。

成分中のクレゾールは強力な消毒液であり、

成分中のフェノールには発癌性がある。