横○温泉ロッジ

Yokomuki Spa Lodge


観光温泉『横○温泉ロッジ』。10年以上も廃墟になっているらしい。 福島では心霊スポットとして有名だが、確かにその雰囲気は怪しい。 ここの温泉は単純温泉(緩和性低張高温泉)である。
フロントがウェルカム状態なので、簡単に入ることができる。 しかし、雪国ゆえ、自然崩壊が激しく、コンクリート片があちこちに落ちていた。 温泉の源泉温度は47度で、そのまま湯船に入れていたようだ。
湧出量は、毎分118リットルであり、pHは7.0の中性だった。 泉質は、K+ が23.030mg/kg、Na+ が41.290mg/kg、NH3+ が0.515mg/kg、 Ca2+ が39.750mg/kg、Mg2+ が85.13mg/kg、Fe2+ が1.063mg/kg、
Al3+ が1.050mg/kg、Cl- が34.630mg/kg、Br- が0.063mg/kg、 SO42- が3.786mg/kg、HCO3- が200.100mg/kg、CO32- が0.120mg/kg、 HSiO3- が0.254mg/kg、OH- が0.002mg/kgというものであった。
効能は、慢性関節リウマチ、慢性筋肉リウマチ、神経痛、神経炎、骨・関節の運動器障害、慢性胃腸病、疲労回復などである。 いつも思うのだが、疲労回復って言葉が変。疲労が回復したら、嫌じゃん。健康回復ならいいけど。 ここがこの建物のメインである温泉浴場の入口だ。
思ったよりも狭い浴場。よく見ると、福島心霊スポット探検隊のメンバーの名前が落書きされている。 浴槽内の沈殿物は温泉の成分です・・・って単純泉なのに沈殿物?硫酸カルシウムか? 脱衣所のロッカーが倒れていた。自然ではなく、人為的な破壊工作であろう。
こちらが大浴場。かつてはスキー客などで賑わったであろうに。 こちらは家族浴場だろう。陽射しがいいのか、黄金に輝いて見えた。 この建物には、色んな噂が付いてまわっており、あげるとキリがないくらいだ。
十数年前に経営難で廃業したらしいのだが、オーナーが一家心中したとも噂されている。 建物の4階は5年くらい前に火事があり、焼死した人がいるともいわれている。 その死んだ人の霊が未だに目撃されるといわれているのだ。
もちろん、死んだ人などいないという否定説もある。真相は闇の中だ。 ただ、明かなのは、ここが福島では相当有名な心霊スポットであり。 連日の様に暴走族が現れては、肝試しや破壊行為をおこなっているということだ。
ここに訪れる時は、白い車で来るなといわれている。 白い車で来ると、車がいつのまにか地下の駐車場に移動しており、無残に破壊されているという。 確かに、この地下駐車場(というか1階)には数台の白い廃車があった。
さそして、ここが最も霊現象が多いといわれているボイラー室。確かにただならぬ気配があった。 何か食べ物を作る機械のようだが、今となっては何の機械だかわからない。 ここは、元々、近くにあるスキー場のロッジであったた。
この部屋は、レンタル用のスキー板などを格納していたようだ。 プレス式の乾燥機。ウェアをアイロンする為のものだろう。 カウンターバーのような遺構もあった。
この部屋に何かが・・・ここだよ・・・という「案内に従って部屋を覗いて見る。 別に何もいないが、ふざけた落書きが目に付く。 グリーンフィルターで撮って見た。宿泊用の部屋もたくさんあった。
建物の奥で、火の玉がバチバチいっているのを見たという証言もある。 そんな噂が溢れ、夜にここを訪れる若者が絶えないのだ。    

※画像をクリックすると大きくなります。

Sepia version


Back

inserted by FC2 system