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九州オフの最終日。F氏と合流した我々は、F氏の案内で現地に向かった。 |
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超巨大廃工場。どこかの鉱山かと思うほどの大きさである。 |
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O氏とR嬢は、敷地の外でお留守番。 |
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私とF氏とT氏の3人で調査に挑んだ。 |
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とにかくデカイ。『東京プライウッド』を
はるかにしのぐ広大さだ。 |
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敷地の端(高台)には変電所のような施設があった。 |
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この建物も、この超巨大廃工場の施設のようだ。 |
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とにかく巨大な建物が建ち並び、どれから見ればいいのか迷うほどだ。 |
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巨大なトラックが止まっていたであろう、駐車場の跡。 |
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鉄骨がいいカンジに錆びていて、廃墟独特の匂いを醸し出している。 |
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コンクリートもいい色に色づいていて、時の流れを感じさせる。 |
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かつてはあったであろう屋根は、跡形もなく消え去っていた。 |
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わずかに残った屋根の隙間から差し込む陽射しが眩しい。 |
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早速、潜入口を探してみた。といってもあちこちから入れそうだ。 |
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おお!なんか凄くいい感じに朽ちているぞ!しかもデカイ。 |
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複雑に絡み合うコンクリート柱と鉄パイプ。まさに大工場である。 |
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降り積もった埃が止まった時の長さを教えてくれた。 |
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一つ一つのパーツが絵になる。それが廃工場の醍醐味である。 |
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そして、錆びた金属の色合いが、その絵を引き立たせてくれるのだ。 |
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セメント工場だからであろう、石灰の粉が降り積もったいた。 |
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この高さとこの大きさは、あの『田老鉱山』を彷彿させる。 |
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生産ラインのようなものを発見!ベルトコンベアの跡だろうか。 |
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レンガ造りの内壁が、また実にいい。鉱山施設風に仕上がっている。 |
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かつてはベルトが乗っていたであろうロールも、錆びて朽ちかけていた。 |
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いくつかある階段の一つに登って、全体を見渡してみた。 |
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『川南造船所』の2階で見た光景もこんな感じだった。 |
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穴から下を覗くと、この場所の高さが良くわかる。落ちたら即死だろう。 |
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窓から外を見たら、ず〜っと奥のほうまで建物が建っているのがわかった。 |
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これだけ大きな工場なら、さぞかし沢山の従業員がいたであろう。 |
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しかし、今はもう誰もいない。我々の足音だけがただ響いている。 |
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ここにある全ての建物を調査してたら何日かかるだろうか? |
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でも、また再訪して調査してみたい場所である。 |
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この日は、
セキュリティシステムが作動していたので、敷地の半分も見ていない。 |
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3階部分は、とても見晴らしが良く、オススメのポイントだ。 |
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潮風に晒され、鉄筋が腐食し、コンクリートが剥がれ落ちている。 |
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鉄筋製の階段も腐食が進んでいて危険な状態である。 |
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ところどころに見られる鉄製の太いパイプ。 |
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その中には、石灰の粉のようなものが残っていた。 |
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レンガの上にコンクリートで補強している構造がまた凄い。 |
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こちらは、レンガが剥き出しになっている倉庫の内壁である。 |
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これだけの巨大建造物のわりに柱が細いのが気になる。 |
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さりげなく置かれた機械もこうして撮ると、いい絵になるものである。 |
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石灰の粉が舞い上がり、オーブのように映っている。 |
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少し、外の空気が吸いたくなったので、外に出て撮影することにした。 |
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巨大なプラントが建ち並ぶ巨大工場。稼動時には、さぞかし物凄い轟音をたてていたであろう。 |
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今は、足音が響くほど、静かな空間になってしまっている。 |
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時折、風に靡いた草の音がカサカサと聞こえるだけである。 |
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事務所等を見つけたが、扉に鍵がかかっており、どうも人がいるような気配がしたので、躊躇した。 |
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機械室の機械は、当然、止まっていたのだが・・・。 |
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巨大プラントの中を縫って進んだその先に・・・。 |
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我々は、見てはいけないものを見ることになる。 |
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敷地内にある坂道を登って行くことにした。 |
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その途中で、宇宙戦艦ヤマトの『波動エンジン』があることに気付いた。 |
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そういえば、ヤマトの船体は、『川南造船所』で作ったのだと噂されていた。 |
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まさか『波動エンジン』が作られていたのが、この工場であろうとは・・・。 |
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完成した船体は、既にある場所に格納されているらしい。 |
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そう、あの『軍艦島』である。極秘裏に宇宙戦艦ヤマトが格納されていたというのだ。 |
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『軍艦島』が立入禁止になっているのは、その為らしい。 |
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なんと、『主砲』まで発見してしまった。『舷側部8連装ミサイル』も転がっている。 |
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近づいて見ると、なんとも複雑な形をしていることがわかる。 |
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まだ建築中なのか、『主砲』には、工事の為の骨組みが施されていた。 |
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1本1本の砲身は、結構距離が離れており、ヤマトの壮大さが想像される。 |
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これが『主砲』になるのだ。人間がスッポリ入るほどの大きさだ。 |
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古くなった砲身は、脇の草原に放置され、朽ちかけていた。 |
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『主砲』の脇にある建物。わかるだろうか?この『主砲』の大きさが! |
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しかし、何故、この工場が廃墟なのだろうか?一つの疑問が過った。 |
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『舷側部8連装ミサイル』の砲身の中を覗いてみた。 |
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今度は格納庫の中を調査することにした。 |
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こちらの格納庫は、ゴミが散らばっているだけで、何もなく、天井は高い。 |
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次は、こちらの格納庫を調査してみることにした。こっちの方は、中が凄い。 |
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天井が高く、かつて見た事がある戦闘機の機体の格納庫に似ていた。 |
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何かが縦に並んでいるのであろうということが想像できる造りになっていた。 |
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なんと!『波動機雷』が格納されているではないか! |
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艦尾の甲板から発射されるもので、3×6=18門の発射口がある。 |
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兵器だけでなく、まさか爆弾類まで製造されているとは思わなかった。 |
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階段を登れば、『波動機雷』の上部を拝めることができるのだが・・・。 |
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実は、この通りの奥の右側に変電施設があり、そこが生きていたのだ。 |
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この左側の建物が変電施設であり、
あの「聞いてはいけない音」が鳴り響いていた。 |
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そう
。セキュリティシステムが作動しているのだ。 |
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『ホテル伊○園』で聞いたあの音と全く一緒なのである。 |
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配電盤を見ると、セキュリティランプが真っ赤に輝いていた。 |
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間違いない。あと20分もすれば
セキュリティアンドロイドがゾロゾロとやってくるであろう。 |
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仕方がない、帰るとするか・・・。後ろ髪を引かれる思いで、工場の入口を目指した。 |
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しかし、工場敷地の3分の一くらいは、電気が通っていないことを確認していたのに・・・。 |
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この敷地のどこ
かにセンサーがついているのだが、その場所は秘密にしておこう。 |
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それにしても大きくて素晴らしい物件だった。探せばあるものだなぁと思った。 |
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夕陽に映える巨大廃墟を背に、東京に向かうことにした。 |