君津会館

Kimitsu Kaikan


建物の外観

君津市内をブラブラとドライブしていたら、廃墟の会社のような建物に出会った。 ふと見上げると、なんと屋上にボウリングのピンが立っていた。 ボウリング場?5階建ての?はっ・・・もしかして。
そういや、ボウリング場や病院が一緒になってる建物があるって聞いたことがあるぞ。 そうだ、君津会館に違いない。こんなところにあったのか。 以前、地図に載っていた君津会館を見に行ったが、全然違う建物だった。
早速、表に回ってみた。お、なんかビルの色が変わってるぞ。 『君津会館』は、実にユニークな建物だと聞いている。 お、これが君津ボウリングの看板だ。
となりにも看板があった。同じもの2つつけてたのかな? 正面の入口はベニア板で塞がれていた。このベニア板は東京プライウッド製かな? 地下への階段?地下への進入口は唯一ここだけのようだ。地下には何があったのか?

1階の廊下、フロアー

1階部分は、窓を板で塞がれている為、光がほとんど差さない。真っ暗闇である。懐中電灯を車に置いてきてしまったので、暗闇を独りで散策。 とは言うものの、真っ暗で何も見えないので、撮影にならない。 あ、廊下だ。なんか色んな店があるぞ。
奥の方に明かりが見える。どうやら出口があるみたいだ。 子の部屋は何だ?暗くて見えないので適当に撮ってみた。 少量危険物貯蔵取扱所?こんなもの廊下に貼るなって!
センスの悪い柄模様が出口近くの廊下の壁に・・・。ま、潰れるわけだな、こりゃ。        

君津サウナ

ここは、サウナの跡らしい。看板がなければ、小さなバーかと思うような作りである。 フロントの壁に貼ってあった、お客様への注意書き。 『君津サウナ』の入口カウンター。君津サウナは駐車場側出口に一番近い場所にある。
サウナの廊下はえらく狭い。これじゃ肌と肌がぶつかって気持ち悪い。こんなんだから潰れるんだよな。 サウナ室。1部屋しかないが大きさは結構ある。窓の奥は風呂だ。 サウナ室の置くにある風呂は石作りでイイ雰囲気が出ている。
岩風呂のつもりだろうが、恐山の賽の河原に見えてしまう。        

君津会館ボウリング場

お、階段だ。クイーンシャトーを彷彿させる赤絨毯・・・に見えるけど実際はタイル貼り。 ここは2階のボウリング場跡。レーンなんてものはないし、ボールを運ぶ機械もない。 ここが2階のボウリング場のフロント。
2階の外れにはビリヤード場があった。壁の落書きがここではアートに見える。 ボウリング場の天井には時計があった。12時手前で止まっているが、これが12時になると・・・。 今度は3階のボウリング場。やっぱり何にもない。
3階にはこんなスペースが。靴の貸出し場だろう。この隣の部屋が恐ろしい。 3階のフロントは2階のものよりも狭かった。 なんとなく上に登る非常階段を撮ってみた。
こちらは、ボウリング場の奥にある従業員専用の階段。 このビルは地震に弱そうな構造である。奥の明るい所がビリヤード場    

ティーパーラー君津

1階の商店街にある『ティーパーラー君津』。喫茶店の名前にパーラーとついているのは相当古い証拠。 入口のガラス戸は当然のように手動式。ダサダサな絵柄付き。 カウンターの後ろの壁の変な花模様がセンスの悪さを露呈している。

麻雀「君津クラブ」

更に1階を散策すると、なんと!雀荘発見!その名も『麻雀 君津クラブ』。雀牌が散乱してるんじゃないかー!!? んー、残念。フロントがあるだけで、中は蛻の空。ま、全然期待してなかったけどね。グスン。

パチンコ「君津会館」

雀荘の向かいには、おーっと!今度はパチンコ屋だー!しかし、この商店街の看板、ことごとくコカコーラの看板だなあ。 中にはわけのわからない板のようなものが山積みになっていた。 玉換場だって。そういや昔、金色のパチンコ玉ってあったなあ。(意味深)

君津診療センター

4階に上がってみた。この胡散臭い廊下は何なんだろう。薄暗くて不気味なコンクリート壁。 ん?なんだ?このトイレ?産婦人科にあるようなトイレだなあ。 このでかいテーブルは、まるで技術室のようだ。
わかった!ここは病院だ!しかし、4階に病院作るなんて・・・。 左と同じ部屋。さて問題です。間違っているのはドコ? これが病院の廊下である。どうみてもただの廃ビルだ。
401号室だって。しかも手書き。これくらいプレート作れよなあ。 ここは大部屋のようである。ベッドの数もかなりあったようだ。 これは、滅菌用の機械だろう。滅菌ようなだけにメッキされている。
この廊下の右側の壁の向こう側にイヤな霊気を感じた。何かあるな・・・。 で、行ってみた。ここは、霊気を感じる・・・恐らく霊安室だろう。 左の部屋の隣には、小部屋がいくつかあった。
薬品室だって。潰れた当初はたくさんの薬品が散乱していた様だ。 その薬品室の中も、今は何もない。確実に時は過ぎている。 ここは、厨房。大人が働いても厨房(中坊)。
なんか業務用の冷蔵庫みたいなものがあったので、中を開けて見た。そしてら・・・。 なんじゃあ、こりゃ!骨じゃないか! おいおい!精神病院じゃないんだから、厨房に鉄格子つけるなよ!
広〜いシャワー室。この広さはおかしい。死体を洗う部屋か? 否。産婦人科のシャワーかもしれない。 トイレの上にあるよくわからない医療システムNO.35。
このトイレも妊婦用だろう。奥の箱は消毒用のガーゼ入れみたいだ。 こっちは普通のトイレ。ホコリが積もり過ぎて真っ黒け。 良くわかんない医療機器の数々。歯医者にある機械っぽいけど、ここ歯科はないしなあ。
どうみても歯医者にある機械だよなあ。歯医者か? 産科、婦人科、内科、小児科・・・って歯科なんてないじゃん! 4階のもう一つのエリア。エレベーターに貼られた無数のガムテープが意味するものは?
実に廃院らしいコントラスト。いい雰囲気です。 床に散乱するいくつものマット。壁に残る無数の足跡。 大部屋に2つだけ残されたベッドには綺麗なマットが敷かれていて、まるでスイートルームである。
一見、霊安室のような構造だが、放射能を感じるので、レントゲン室だろうか?。 これはレントゲン用の機械。左の部屋の隣にあった。 水道のない洗面台?何だか良くわからない構造の細長い部屋。
ここは、ナースステーションのような部屋だろうか? お、美容室だ。病院の真ん中に美容室?ん〜ミステリアス君津会館! 入院中の妊婦さん向けの美容室なのだろうか?それにしても古い!
それにしても、この部屋だけ異常に汚い。 て・・・天井がスゴイ事になってるゾ!なんでこうなるの? 廊下で感じる老化現象といったところだろうか?そういや、子供の声がしたな。
この部屋は異常に暗かった。窓からの飛び降り自殺者がいたのかも知れない。 一転して、めちゃ明るい部屋。ナースが使っている台車が置いてある。 この部屋はなんだ?トイレっぽいけど分娩室か?
分娩用の機械だろうか?昔の産婦人科はようわからん。 病院は建物の4階全部と5階の半分に跨っていた。 エレベータの上の屋上部分を撮ってみた。普通なら見えない部分だね。
今度は下を撮影、ここから落ちたら死ぬね。たくさんのベッドが放り込まれている。        

君津会館の居住施設

今度は5階に上がってみた。今までとは全然違う雰囲気だ。そこにいた誰もが「うわあ」と声を上げた。 霊感がないと思っている人でも、ここに行けば感じ取れるだろう。 霊気を最も感じる部屋に入ると、そこは丸焼けになっていた。
特に、このユニットバスの辺りの霊気と焼け具合がスゴイ。早速、ユニットバスを覗いて見た。 ここでガソリンをかぶって焼身自殺をした男性がいると言われている。 その熱のすざましさは、溶けているガラス製の鏡からも想像できる。
部屋の床までが全焼してしまっている。炭になった梁が脆い。 天井だって丸焼けになっている。 天井にあったこの構造物は何打?
奥にはもう1部屋あるようだ。さあ、行ってみよう! 部屋と部屋の間の隙間。もう焼けて丸見え。 奥の部屋の壁は板が剥き出し。
あれだけの火災にも関わらず、カーテンが残っていた。 部屋の外側の廊下側の壁も焼け落ちている。 この部屋が意味不明。謎の部屋である。廊下に繋がっている。
他の人が撮影しようとすると、全焼した例の部屋の鉄製の扉が開く。 私が撮影しようとすると、その鉄製の扉が閉まってしまう。そんなことが何度も続いた。 思いきって、霊に話しかけてみたが、「来ないでくれ」と返されてしまった。

屋上

さあ、6階すなわち屋上に行ってみよう。この部屋のコンクリートの小窓は形がいびつだ。 屋上への出口。この先には何があるのかな? ここにもベッドが置かれていた。よくもまあ、運んだものだ。
屋上には何もないが、病院のベッドのシーツなどを干していたはずだ。 7階部分にはイスが山積みになっていた。病院のものだろうか? こちらはエレベーターを持ち上げる機械。
屋上から見た6階と7階部分。        

たばこ屋

1階にあった「たばこ屋」さん。この看板、懐かしくていいですね。 いやあ、色々あって、堪能させて頂きました。君津会館、いい物件です。また遊びに行きたいですね。

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