東京プライウッド

Tokyo Plywood Factory


工場エリア

京葉工業地帯。かつて、太平洋ベルト地帯の一角を担っていた大規模工業地帯である。 その端に、この工場は位置している。 不況の煽りを受けてか、大規模な工場は、廃墟と化していた。
『東京プ○イウッド』。ベニヤなどの合板を製作する工場である。 フォークリフトはいつでも動けそうなまま放置されていた。 大規模なプラントは、潮風に晒され、今にも朽ち果てそうである。
大きな倉庫の脇に階段が延びていたので、ふと入って見たくなった。 ここは、第二事務所棟のようである。 社長方針。ワークトゲザー、エンジョイトゲザー。ダメだこりゃ。
大規模な倉庫が立ち並ぶ。あぶない刑事や湾岸署が出てきそうな雰囲気。 ここが、麻薬の取引場所。いやいや、単なる資材置き場だ。 変なプラントは、デッカイ怪物の様に居座っている。
思わず、第七サティアンを思い出してしまった。 学校の体育館より大きいや。いっぱいバスケできそう。 倉庫の片隅にはベルトコンベアが残っていた。
管理棟のようである。人の気配がするのは、ホームレスだろうか。 食堂棟は、平屋だった。たくさんの工員を賄っていた。 食堂棟の外見。大きな工場だけに、食堂もデカイ。
木々の隙間からポッカリと浮かび上がるプラント。もう錆び錆びだ。 上に登ろうかなと思ったが、ハシゴの朽ち具合が半端じゃなかった。 こちらは宿舎棟。ホームレスが住みついているという噂である。
一際目立つ大プラント。このプラントの頂上から見る東京湾の夜景は素晴らしいだろう。 まるで、スペースシャトルの発射台のようである。 小型のクレーン車(ベルトコンベア車)は健在である。
第三倉庫は今日も綺麗に片付けられていた。 海に資材を運ぶ可動型クレーン。乗って運転してみたい。 クレーンのアームの嘴は今にも何かを掴みそうな勢いだ。
線路の先には樹海が広がる。一番お気に入りの写真。 いよいよ、最大プラントの内部に潜入だ! スゴイ構造だ。これが巨大プラントの内臓である。
アームはベルトコンベアからベルトコンベアへの橋渡しになっている。 プラントは三階構造になっている。我々は二階部分を歩くことにした。 上から見ると、その構造の複雑さが手に取るようにわかる。
まるでアスレチックのような巨大プラント。子供の頃に戻ったような気持ちになった。 プラントからプラントへ、子供の様に綱渡り。 巨大なジャングルジムは、どこまでもどこまでも続いていた。
天井から差す陽射しは、巨大な屋内アトラクションを優しく照らしていた。 1階はまた別世界。地下牢獄を思わせるような陰鬱な雰囲気だ。 ふと上を見上げると、巨大なパイプが横たわっていた。
まさに、廃屋という雰囲気のコントラストである。 ヘルメットに積もった埃の分だけ、長い静寂が流れていた。 いかにもベニア板を作っていますといわんばかりの機会である。
ここがベニア板の終着駅。長いプラントの最終工程である。 足元にはたくさんのBB弾が散らばっていた。 いずれ、サバゲ少年達の手によって破壊されていくのであろう。

第一事務所棟

鬱蒼と生い茂る木の奥に第一事務所棟が存在していた。 心霊スポットでもないのに、スゴイ荒れようである。 でも、お風呂は意外と綺麗なのね。
伝票がそのまま放置されている。夜逃げなのだろうか? ホームレスが生活していた跡があった。ヤツはもういないのか? おっと、ここは立入禁止です。クリックしないでね。

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