Caution

 

産業遺跡(廃墟)、戦争遺跡などを調査する際の注意点です。

ご面倒でしょうが、廃墟に行ってみたいと思った方は、

必ず、以下の全項目を読むようにしてください。

 

| 近所への配慮 | 破壊厳禁 | 火気厳禁 | 危険箇所 | 廃墟内の物品 | 不法侵入 |

| 必需品 | 嗜好品 | その他|


  産業遺跡・戦争遺跡の調査・撮影に行くときは、近所迷惑にならないように充分気をつけましょう。
マフラーを改造した車やバイクで、夜中に行くと、本当に迷惑になります。場所によっては、迷惑防止条令に引っかかり、罰せられます。自分が寝ているときに、近所で騒音を出されたら腹立たしいと思いませんか?。ですから、近所の方に迷惑にならないように、静々と調査・撮影しましょう。場所によっては、エンジン音を聞いただけでも通報されることもあります。 なお、集団暴走行為は、危害を受けた人の有無に関わらず、2年以下の懲役または50万円以下の罰金になります。
廃墟内にゴミを捨ててはいけません。マナーの問題でもありますが、法律上では、不法投棄になります。
廃墟内に住んでいる人もいます。何か深い事情があって、そこに寝泊まりしているのでしょうから、これ以上追い込まない様に、そっとしておいてあげましょう。
住宅地の廃墟の場合、近所の人に声をかけて仲良くなると、色々と情報を教えてくれるときがあります。私の場合、そういう風にして取材して調査するようにしています。
廃墟内で大騒ぎすると、近所迷惑になります。場合によっては、通報されます。特に、周囲が寝静まっている夜は気をつけましょう。なるべくなら、調査・撮影は昼間にするようにしましょう。警察沙汰になった場合、最悪のケースだと、その廃墟が取り壊されるこのもあります。 廃墟は大切な産業遺跡です。きちんとした節度をもって、調査・撮影する様に心掛けましょう。
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  廃墟内で、破壊行為をしないようにしましょう。
廃墟内での破壊行為は、器物破損罪になりますので、絶対にやめましょう。
蛍光灯を破壊すると、中から水銀の蒸気が出てきて、それを吸うと危険です。絶対にやめましょう。
ガラスを破壊すると、破片が飛んできて、皮膚や目に刺さったりすることもあるので、危険です。廃墟内でケガをすると、場所によっては破傷風菌などが生息するので、感染する可能性が高くなります。この場合、早期にワクチンを投与しないと、最悪の場合、死に至るケースもあります。
病院の廃墟の場合、放射性物質が残っている場合があります。放射線治療室やレントゲン室などにある器具を破壊すると、自らが放射能汚染される可能性があります。もし、皮膚の火傷や気持ち悪くなって嘔吐するなどの症状が出た場合は、かなりの量の放射線を浴びたということが考えられます。また、その時には、症状に表れなくても、長い月日が経ってから、ガンや白血病になるというケースもありますので、廃院内での破壊行為は絶対にやめましょう。
病院の薬品庫や学校の理科室に残っている薬品の中には、劇薬もあります。これらを破壊すると、薬品が飛び散って、大火傷や失明をする可能性があります。ジエチルエーテルやクロロホルムなどの麻酔性の有機溶媒の場合、蒸気を吸いすぎると、意識を失い、最悪の場合、死に至ることもあります。
廃校などの場合、そこを巣立った卒業生や、そこで働いていた教職員の想い出が詰まっています。学校によっては、閉校式当時のままに保存している所もあります。大切な想い出を汚さないように、そっとしておいてあげましょう。
廃墟によっては、破傷風菌などの細菌が生息している場合があります。廃墟内でケガをすると、傷口から感染し、最悪の場合、死に至る可能性もあります。病院の廃墟の場合、わけのわからない菌が生息している可能性もあるので、充分な注意が必要です。
廃墟内での落書きは、よほどセンスが良くないと、単なる邪魔モノになります。また、自称アーティストの人が、アートと称してスプレーで描いている現場を暴走族に見つかって、暴行されたという事件も起こっています。廃墟内で落書きをすることは、破壊行為と同等です。器物破損罪になるケースもあります。その廃墟に行った記念に落書きを残したくなる人が結構いる様ですが、景観を損なうので、絶対にやめましょう。
廃墟内でサバイバルゲームをやっている人達をよく見かけますが、BB弾などは、たくさん踏むと滑って危険です。秋田のS学園の体育館は、床じゅうBB弾だらけになっていて、BB弾の上をするすると滑れるくらいでした。どうしてもやりたいのなら、バイオ弾など、生分解性の弾を使うようにしましょう。以前、栃木県内の某病院を調査していたとき、廃墟内を破壊しまくっていたサバゲ少年達を見ました。その少年達によって、病院の個室は、全ての壁がぶちぬかれ、見事な大ホールになってしまいました。場所を選んでやりましょう。
10 廃墟になった建物自体を破壊することは、自らの寿命を縮めることになります。廃墟になった建物の多くには、アスベスト(石綿)という物質が含まれています。丈夫で髪の毛の5000分の1ほどの細さの繊維で、ピアノ線よりも強いことから、壁材や屋根材などの建材として広く利用されていました。廃墟の壁などを破壊すると、このアスベストが飛散します。それが肺の中に入ると、20〜50年後に肺ガンを発症します。車のブレーキ材やクラッチ材でもアスベストが使われているものがあるので、廃車の破壊も危険です。絶対にやめましょう。
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  廃墟内で火気を使わないこと。
廃墟によっては、危険なガスが残っている場所があります。廃墟内で火を使うと、ガスが溜まっていた場合には、大きな爆発事故により、自らの命を落とすこともあります。
廃墟内には、可燃物が放置されている場合が多いです。可燃物に引火した場合、大きな火災になります。これは放火罪になり、重罪です。花火や火遊びはもちろんのこと、ロウソクでの探索やタバコの吸殻のポイ捨てなどをしないように心掛けましょう。放火によって失われた貴重な産業遺跡が数多く存在します。
炭鉱遺跡や鉱山遺跡にある廃坑の場合、可燃性ガスが溜まっている場合がよくあります。そんな場所での火気使用は命取りになります。また、静電気などで爆発する可能性もあります。粉塵爆発を起こしたというケースも報告されています。廃墟内での火気使用は絶対にやめましょう。
4 火気の使用とは別の話になりますが、廃車にはガソリンが残っている場合があります。こうした廃車を破壊すると、破壊のときに出た火花がガソリンに引火して爆発する可能性があるので、絶対にやめましょう。
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  廃墟内には危険箇所がいっぱいあります。
廃墟の鉄製階段は、錆びて朽ちていることが多いです。特に海が近い場所では、潮風で鉄が腐食しているので、その傾向が顕著です。このような階段を上り下りするのは危険なので、絶対にやめましょう。落ちて頭を打って即死することもあります。特に階段の手摺りは触っただけで崩れるケースが多々あります。階段のステップも雨などで腐食して穴が開いていることが多いので、注意が必要です。また、こうした階段は、複数の人間が一度に登ると大変危険です。同じステップに複数の人間が乗ることなど言語道断です。前を歩く人のすぐ後ろを行きたくなる気持ちはわかりますが、ある程度間隔を開けて進むように心掛けましょう。
木造の廃墟の場合、床が抜けていることが多々あります。畳が腐っていて、足がはまって怪我をすることもあります。普通、梁の上を歩けば、平気なことが多いのですが、私が中学時代、友人と廃墟内を調査していたときのことです。友人は、梁の上を歩いていたのですが、梁が腐っていて、梁が折れて、友人は倒れ、そばに生えていた折れた竹に顔面が刺さり、多量の出血をし、何針も縫う大怪我をしたといういことがあります。目に刺さったら、間違いなく失明していたでしょう。
海辺にある鉄筋コンクリート製の建物の場合、潮の影響で、コンクリート内の鉄筋が錆びて膨張し、鉄筋の周りのコンクリートが剥がれて、天井からコンクリートが落ちてくることもよくあります。ヘルメットを被っていても大きなコンクリート片が落ちてきては、ひとたまりもありません。コンクリートの建物だからといって、決して安全なわけではないのです。
木造の廃墟の場合、木片に釘が刺さっていて、その釘が上を向いていることがあります。これを踏んでしまうと、普通の靴だと、貫通して、足にぶっ刺さります。廃墟内でよくあるケガなので、廃墟内を歩くときは、足元に充分注意し、できれば底が丈夫な靴を装備する様にしましょう。
廃墟内では、恐喝事件、強姦事件、暴行事件なども起こっています。単独行動は危険です。特に、肝試しなどが行われる夜の時間帯に事件がよく起こります。これは、肝試しに来た人を待ち伏せしているからです。ケンカに自信がないのなら、夜の調査は控えましょう。
廃墟によっては、闇取り引きをやっていることもあります。私自身も、そういう現場に出くわしたことがありますが、私の場合は、その筋の人によく見間違われるので、取り引き相手と間違われて危ない目にあいそうになりました。言葉が通じない外国人だったので、いつ拳銃で撃たれるかと思い、ヒヤヒヤものでした。
山間部にある廃墟の場合、廃墟付近でウロウロしていると、獣と間違われて猟銃で撃たれる可能性があります。また、ハンターが狩猟の為にトラップを仕掛けていることもあるので、注意が必要です。また、地域によっては、ヤマヒルなどが生息しています。ヒルは人が近づいてくると、待ち伏せして飛びついてきて、足などに吸いつき、血を吸います。夏場の廃墟(特に山や林、水辺の廃墟)は、ヒル・ヘビ・蚊などの対策として、肌の露出を抑えた恰好で探索することをお勧めします。また熊が出没する地域では、特に気をつけてください。
建設途中のビルなどの場合、コンクリート製の床に穴が開いていることがあるので、そこから下の階に落ちて大怪我(場合によっては即死)することがあります。夜などは特に危険です。建物内での調査・撮影は、懐中電灯が必須です。
廃墟には大きなスズメバチの巣などがよくあります。迂闊に近づくと刺されてショック死することもあるので気をつけましょう。特に黒い服は、ハチに襲われやすいので気をつけましょう。 また、整髪料や香水に含まれるアルコール分、エステル分は、スズメバチを興奮させ、攻撃的にさせる効果がありますので、廃墟探索の際には、こういったものをつけないほうが賢明です。
10 廃墟になるのには、それなりの理由があります。ホテル・旅館系の廃墟で多いのは、増改築を繰り返して、資金繰りに困ってしまって潰れてしまうケースです。そもそも増改築を繰り返すという時点で、経営者に計画性がないということも言えますが、経費を抑えるために、手抜き工事になってしまっていることが多いんです。ですから、増改築を繰り返した廃墟の場合、著しく自然崩壊している場合が多いですね。梁が釘一本で止まっていたり、途中で継ぎ足しになっていたり、柱が基礎から浮いていたりすることが多いので、床や天井がすぐに抜け、場所によっては、階そのものが潰れてしまっていることも良くあります。外から見て、増築をしているような建物は、無理に潜入しない方がいいでしょう。突然、崩れてくることもありますから。
11 廃墟内には、思わぬ動物が潜んでいることがあります。コウモリやカマドウマ、ゲジゲジやゴキブリなどは、あまり害がないので大きな問題にはなりませんが、沖縄の某巨大廃墟には、ハブがたくさんいるそうです。私 の場合、北海道の某廃墟で、 ヒグマに遭遇したことがあります。山の中などに行く道中ではマムシ、ヤマカガシなどが怖いですね。マムシに噛まれた場合、病院にワクチンがある場合がありますが、ヤマカガシのワクチンは病院にはありませんので、すぐに日本スネークセンター(群馬県薮塚本町)に連絡して、ヘリなどでワクチンを運んでもらいましょう。
12 青森県の森の中にある某廃墟では、ヤブカが大量発生しており、虫除けスプレーをしているところには、蚊が止まらないですが、虫除けをしていない顔や頭、カメラの上などに蚊が止まりまくって大変でした。宮城の某廃墟では、大量のアブに襲われました。無数のアブがひっきりなしに顔や体中に体当たりしてきて、痛いしウザイしもう大変でした(笑)。北海道の炭鉱跡地では大量のイナゴに攻撃を受けました。車のフロント部分が大量のイナゴの死骸で大変なことになってました。山の中の水辺の場合、ヒルなどが潜んでいる場合があります。ヒルは知らぬ間に足などにひっつき、血を吸ってパンパンになるまで吸い続けます。そのまま取ろうとしてもなかなか取れないので、見つけたらタバコなどで焼いて取るといいですね。
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  廃墟内の物品を持ち帰らないこと。
廃墟内の物品を持ち帰ると、窃盗または占有物離脱横領になる可能性があります。特に、管理者がいる廃墟の場合は、物品の持ち帰りは犯罪になりますので、気をつけましょう。 差し押さえ物件の場合、たとえ割り箸一本でも差し押さえられているので、持ち帰ることはできません。
いわくつきの廃墟内から、霊のお持ち帰りするのもやめましょう。霊媒体質や鬱傾向の人は気をつけてください。気が滅入っている時には憑依されやすいので、そういう時は行かない方がいいでしょう。
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  廃墟内に無断で入ることは、不法侵入になります。
無断で廃墟に立ち入り、警察に通報され、現行犯逮捕されると、不法侵入罪になります。悪意がないとわかれば、職務質問と厳重注意で済む場合もありますが、下手に抵抗すると警察署に連行されます。 但し、所持している物品の種類によっては、即逮捕につながるケースがあります。
廃墟によっては、赤外線センサー、マグネット、パッシブなどの防犯装置が設置されている場所があります。親切なところは、外壁や窓に警報装置設置を知らせるランプや警備会社のステッカーが貼ってありますが、ステッカーがなくても防犯装置を設置している廃墟をいくつか見た事があります。防犯装置が反応すると、警備会社から警備員がきて身柄を拘束されます。
『特殊な監視装置』と称して、近所の人に監視させている廃墟もあります。以前、某廃院でそのような警告看板を見つけ、どんな監視装置か様子を見ていたら、鉄パイプを持ったその筋の人がやってきました。実際に捕まった人もいるようです。
廃墟によっては、管理人のフリ(あるいは管理代行人のフリ)をして撮影料金を請求する人が現れる場所があります。私も遭遇したことがありますが、『○○さんにちゃんと許可を取って撮影しているのか?』と聞かれたので、『今、近所の人に許可を取ったら、中に入っていいよということだったんで入ったのですが、○○さんって誰ですか?今から許可を取りに行くので、所在地を教えて下さい』と、ひつこく追求したら、向こうが引き下がり、難を逃れたことがあります。
廃墟を管理している人が、その筋の人の場合、見つかると地獄を見ることがあります。カメラなどの機材を壊され、暴行を受けた知り合いもしますし、病院送りになった人もいます。あなたは、それでも廃墟に入りたいですか?
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  必需品
服装 黒い服は、廃墟に棲むハチなどに襲われる可能性が高いので、なるべくなら避けましょう。廃墟内には、ハチ・蚊・ヘビなどが棲息していることが多いので露出は避けた方がいいです。
廃墟内にある釘などが靴底に刺さることもあるので、底の丈夫なアルパインブーツ(安価)やコンバットブーツ(高価)で調査をすることをオススメします。また、私の場合、水没した 戦争遺跡や洞窟の探索には、腰くらいまである長靴を使っています。
軍手 木造廃墟などの場合、木の部分のささくれなどで手を怪我したりすることがあります。色んな意味で軍手は持って行った方がいいでしょう。
懐中電灯 建物の地下や廃坑などの調査では、懐中電灯は必需品です。真っ暗闇では足元に穴や危険物があっても気付かなくなるので危険です。あまりかさばらず、 ある程度強い光を出せるような懐中電灯がベストでしょう。コンビニに売っているような小さな懐中電灯では、効力がほとんど期待できません。かといって、単1電池を4本も使う大きな懐中電灯では、かさばるので、小さくても明るく照らせるマグライト、ストリームライト(高価)やアウトドア用のミニランタン(懐中電灯にもなるヤツで、広角照射が可能)(安価)などがお勧めです。私の場合、昼間は高輝度LEDライトを腰のホルダーにつけて、手がフリーになるようにし、必要な時だけ使うようにしています。洞窟など常に真っ暗な場合は、 ホワイトのLEDが100個くらいついている懐中電灯を使用したりしています。 なお、夜間の廃墟内で指向性の強い懐中電灯(LEDライトなど)を使うと、外部から目立ちすぎるので、すぐに通報されます。また、蛍光灯のように拡散するタイプも目立つのでオススメできません。
ウエストポーチ 小荷物は、ウエストポーチに入れるのがいいですね。ポケットがたくさんあるベストやズボンもいいですね。極力、手がフリーになるような恰好がいいです。手が塞がっていると、万が一、床が抜けて落ちた時、転んだ時に柱などを掴めないので危険です。 カバンもショルダータイプよりも、リュックタイプの方が、動きやすいので良いと思います。
飲食料 廃墟探索の際には、喉が乾くことがよくあります。調査には時間がかかるので、飲料水は最低限持って行きましょう。食料はカロリーメイトのような、かさばらないものがいいですね。
携帯電話 万が一、廃墟内で事故にあった時のことを考えて、携帯電話は携行した方がいいでしょう。例えば、廃墟内で閉じ込められたり、大きな柱が倒れてきて下敷きになって動けなくなったりしたときに、仲間がいれば助けてくれるかも知れませんが、仲間も自分も動けなくなったら、携帯電話で誰かに連絡するということができます。 但し、マナーモード等、音が出ないようにしておく必要があります。トランシーバーで連絡を取り合うのもいいですが、場所によっては微弱電波を傍受されて通報されることもあります。携帯の電波が届かないよ うな場所の場合は、トランシーバーが役に立つことがあります。
方位磁針 大型の廃墟の場合、構造が複雑だと、廃墟内で迷うことがあります。そんなときに役立つのが方位磁針。入口の方向をあらかじめ確認しておけば、迷っても方位磁針の指す方向に行けばなんとかなることも。洞窟などで は絶大な効果があります。
救急道具 廃墟調査にケガは付き物です。最低限でもバンソウコウ、常備薬くらいは持って行きましょう。 刺抜きが役に立つことがあります。

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  嗜好品(持っていった方が良いと思われるもの)
カメラ 廃墟内を調査したいのなら、デジタルカメラがお勧めです。大量の写真を撮ることが出きるので、調査には適しています。暗所撮影機能のついたデジカメであれば、なお良いです。芸術性を求めるのなら1眼レフのスチールカメラでもいいでしょう。ただ、1眼レフは大きさがかさばるので、廃墟内での身軽さは奪われます。建物内の撮影、建物の近景を撮影するなら広角レンズの方がいいでしょう。なお、インスタントカメラはあまりいい写真が撮れないので、オススメできません。三脚は邪魔になることが多いので、三脚を使わなくてもいい写真が撮れるように腕を磨きましょう。 なお、一眼レフカメラを使う場合、廃墟内でのレンズ交換はオススメできません。埃がカメラの内部に入るからです。広角用とズーム用の2台のカメラを常備しておくことをオススメします。
ストロボ 建物内や洞窟内は、暗いので、写真撮影する際は、ストロボが必要になります。1眼レフの場合は、大きめのストロボを用意しましょう。うまく対象物にストロボの光を当てれば、弱いストロボでもなんとかなります。 但し、夜間のストロボ撮影は、外から丸見えなので、無許可で撮影している場合は要注意です。
予備のメディア デジカメの場合、予備のメディアを用意しておきましょう。私の場合、1つの物件辺り、数百枚撮影するので、常にSDカード(64GB)を数枚を持ち歩いています。スチールカメラの場合、フィルムをたくさん持って行きましょう。
予備の電池 デジカメの場合、かなり電池を食うので、予備の電池(バッテリー)が必要です。ストロボを使わず、撮影枚数が少ないのなら、あまり気にしなくてもいいでしょうが、私の場合、撮影枚数が半端じゃないので、 車に充電器を積んでおき、予備のバッテリーも移動しながら随時、充電しています。
ノートパソコン あと、ノートパソコンを車載してもいいでしょう。これは、メディアのメモリーがいっぱいになった時にデータを バックアップする為のものです。バッテリー切れにならないように、充電コードも持って行 くといいでしょう。車のシガレットソケットから充電できるような用意をしておくといいですよ。 ちなみに、私の場合は、メディアの容量が十分にあるので、ノートパソコンにバックアップしなくても間に合ってしまいます。
カーナビ カーナビ付きの車なら問題ないですが、状況によってカーナビのない車で行かなければならないこともあるので、私の場合、タブレット(iPad)を 携帯しています。また、カーナビの目的地登録機能は、偶然見つけた廃墟の場所をメモしておくのに便利です。
道路地図 せっかく、発見した廃墟の場所を失念してしまわないように、道路地図にその場所を書き込むようにすると、次以降の調査に役立ちます。また、慣れてくると地図から廃墟を探すこともできます。
タオル 夏場などは、汗をかいて気持ち悪くなるので、タオルなどがあるとイイですね。また、泊りがけの場合、日帰り入浴ができる施設を使用することもあるでしょうから、バスタオルなどを携行するのもオススメです。
ノ−
大きくて構造が複雑な廃墟、単純だが連絡坑が縦横にたくさん走っている洞窟内などでは、中で迷うことが良くあります。そうならないように、ノートに内部地図を描きながら探索すると便利です。 また、どこを撮影したのかわからなくならないように、メモを取るのにもいいでしょう。
虫除け 虫除けスプレーや、超音波虫除け器、扇風機タイプの虫除け器など、夏場は必需品になります。特に藪蚊に刺されると、数日間刺された跡が残るケースがあります。夏場は虫除けスプレーだけだと汗で流れてしまうので、虫除け器を併用した方がいいです。但し、コウモリがいるような廃墟の場合、超音波タイプの虫除け器を持っていくと大変なことになります。コウモリが暴れます(笑)。
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場合によって・・・

霊に取り憑かれやすい人はどうぞ。いわくつきの廃墟の場合、霊障が起こることもあります。ちなみに私は持っていきません(笑)。
数珠 水晶製がいいそうですね。ちなみに、私は持っていきません(笑)。
マスク 埃やカビの胞子が蔓延しているよな廃墟では、役立ちます。 ただ、見た目が怪しいので気をつけましょう。硫黄泉の温泉地の地下施設や坑道などの場合は、場合によってガスマスクが必要になります。ただ、見た目が怪しいので、許可をとっての撮影であっても、通行人に見つかると通報されること請け合いです(笑)。
日焼けどめ 女性の場合、屋外での撮影では必需品でしょう。
携帯用ラジオ 無人島などでは、天候を知る上で重要です。また、熊が出没するような場所では、ラジオを流しながら歩いた方が、熊が寄ってこないそうです。熊除け目的なら、鈴も効果的なようです。
キャンプ用品 無人島などでの調査には必要ですね。寝袋などは、常時、車載していてもいいでしょう。
保険証のコピー 廃墟内で万が一大きなケガをした場合、救急車で病院に運ばれたりしたときに使える場合があります。
JAFの会員証 車で行かれる場合、長距離の移動などでは、車の故障はつきものです。私やその仲間も何度かお世話になっています。備えあれば憂いナシです。

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